Teruchanち

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傍聴マニア09〜裁判長!ここは懲役4年でどうですか #3-8

傍聴マニア09〜裁判長!ここは懲役4年でどうすか〜| 読売テレビ
ずーっと後回しになってたけど、年末年始に留守にするからHDDを空けておかないといけないので、慌てて消化。短めなのでサクッと観られて嬉しい。

#3

キャバクラ嬢のストーカー事件。被告・田浦@近藤公園は二人はつきあってるんだからストーカーじゃないと主張。プライベートな携帯番号を知っているし、互いの家に行き来しているし、親に逢って挨拶もしているのが証拠。
被害者・桃花@松本まりかは田浦は客の一人だと主張。携帯は他の常連も知ってるし、営業以外のデートもしたけど上京したてで友達が居なかったからだし、指輪をもらったお礼に手編みのマフラーをあげたけど、そういう業者に頼んだヤツ。家にも一回ずつ行っただけで、親には彼女のふりをしたらドンペリを頼んでくれる約束で逢ったと。
でもエッチはしちゃってたし、しかもハジメテ。「飲みすぎてて気分が良かったから」じゃしないよねぇ。
田浦は初めて指名してくれた客で、おかげで桃花ナンバーワンになれた。でも化粧や他の客との同飯に口を出す田浦が鬱陶しくなってきた。「女は変わった。でも男は変わることを望まなかった」というヤマさんの言葉がしっくり。
気持ちがすれ違っちゃってから、もう逢いたくないなら、直接そう言えば良かったのに、それが出来なかったからこじれちゃったんだろうなぁ。確かにストーカーは悪いけど、ちょっと同情。

#4

今週は覚せい剤事件。まずは「半端じゃない取引量」の事件。被告・宮崎@北田啓次は組長さんなので傍聴席はその筋の人ばっかり。最後に「おやっさーん、お勤め頑張って下さい」と叫ぶしで、森夫はビビりまくり。
喫茶オシラスでヤマさんに文句を言って「オレは強制わいせつが好きなんだ!」「覚せい剤はもうこりごりです」と危ない会話をする二人にウェイトレス@井上佳子が逃げてた。でも名前も内装もこれなんだから、3人が傍聴マニアだって気付くだろうに。
次の被告はロックバンド・ポチョム菌のボーカルのエイゼンシュタインこと田中五郎@滝藤賢一。ポチョム菌ファンの森夫は大喜び。でもスーパーで柿を食べて捕まったら覚せい剤やってるのがバレたというキッカケがださい。ギターのショスタコこと山田祐二@高野八誠は「バンドの名前を汚されたから」と弁護側ではなく検察側の証人になって、詞も自分が書いてたとバラすし、最悪。
弁護人が社会復帰するための計画を訊くと「ソロデビューします」とか言っちゃって、さすがロッカーって感じ?
その被告が拒否していた情状証人が田舎の友達@伊崎充則。「薬やったなんて何かの間違いだよな」って信じてるんだけど、そんな過去は捨てたんだろうねぇ。

#5

今日は殺人未遂。医学部3年生の芹沢夕実@前田亜季が助手の茅ヶ崎哲也@小林且弥にフられて、新しい彼女を金槌で殴りつけた。何発も。
今まで成績で一番じゃなかったことがなかった。父親に「他人を蹴落とさなければ幸せにはなれない、いつも一番でいろ」と育てられたから。茅ヶ崎に「好きになったものはどうしようもないだろ」と言われ、どうしようもないなら消すしかないと思ったらしい。
病人の父親@浅野和之が「裁かれるべきは私です」って泣いてるのに、夕実は「謝ったら負けだって言ったのに」って反省してない。育て方間違っちゃったね、ホントに。
森夫はそんな夕実の考え方が理解できないけど、ヤマさんは同情的。実はヤマさんは中学の時のあだ名は練馬の聖徳太子という神童で、司法浪人を10年もやってたらしい。ハタチ過ぎればただの人で、ミソジ過ぎたらヘンな人になっちゃったのかな。
だから弁護士の村田@遠山俊也とも知り合いだったんだけど、古い付き合いで、もう終わったことだと村田に聞いた森夫と美和は、すっかりヤマさんを前科者扱い。似合いすぎるもんなぁ(笑)

#6

森夫の高校時代の女友達の右田玲@宮地真緒が恋人を刺して殺人未遂。でも何故か動機を黙秘してる。
「こうなったのも森夫のせいなんだよ」と玲に言われ、卒業アルバムに書いたメッセージが原因と知った森夫は探偵と化す。玲は女優を目指していたけど養成所から劇団に上がれなかった。被害者の狭山知樹@永岡佑とは養成所時代からの知りあいだけど、劇団仲間によると玲は狭山を嫌っていたらしい。
入院中の玲の母@岡まゆみを訪ねて見せてもらった卒業アルバムの「玲ならスカーレット・オハラになれる」の文字を見て思いだした、高校時代の会話。スカーレットは緋色だから「小原ひいろ」という芸名にしたい。
ネットで検索し、玲がその芸名でAVに出ていたことを知った森夫は弁護側の証人に立った。具体的なことは何も言わず、これからどうしたいかという問いに「玲に頼ってもらえるような友人になりたい」と答えただけだけど、その思いが届いた玲は動機を話すことに。
浮気が原因で喧嘩になった恋人ということになっていた狭山は、玲がAVに出ていたことを知って親にばらすと脅し、あげくにエッチを強要した最低オトコだった。転んだ拍子に包丁が刺さったのは自業自得だよ、死ななくて良かったけど。

#7

美和に埼玉につきあってくれと言われてデートだと喜んだ森夫だけど、裁判員裁判の傍聴だった。傍聴券はあたらず、結局いつものオシラスでデートもどき。
おかげで美和が真実に拘る理由が判明。小さい頃から仲良くしてくれた近所のおじさん@きたろうと、おばさん@落合ひとみが強盗に殺されたが新聞では事件の詳細がわからない。親戚のおじさんに教えられて傍聴した裁判で、犯人に「下手な嘘で塗り固めても、真実は明らかになるんです」とビシッと言ってくれたのが地裁のクールビューティーこと検事の星川梨沙子@吉田羊。それから美和は検察官を目指すようになった。ついでに、そこで泣いている美和にハンカチを貸してくれたのが傍聴していたヤマさんだった。

#8

自殺幇助の事件。妻の雅子@りりィと心中して自分だけ死ねなかった根府川省造@不破万作。妻は浪費で一千万円も借金してたけど、省造は借金のことは妻の死後に知った。
もともとホステスとボーイで知り合った二人。用心棒くらいしかできない省造に、雅子は漢字を教え、省造にとって雅子がすべてだった。
だから雅子に「心中しよう」と言われて、素直に従った。でも妻がロープを予め緩めていたので死ねなかった。死の直前、雅子は省造に初めて手紙を書いていた。すべての漢字にルビをふって。「あなたに愛されたまま死にたいから」‥‥。
妻が可愛がった花を大切に育てることを生涯の仕事とすると、生まれて初めて自分がやりたいことを持った省造。傍聴席もみんな涙ナミダ、ヤマさんも裁判官にたしなめられるくらい泣いてた。
こんな犯罪でも懲役2年執行猶予5年て、キツイ。確かにどんな理由でも死ぬのも人を殺すのもいけないというのが、裁判官の立場なんだろうけど。