Teruchanち

写真が好き。食べるのが好き。お酒が好き。青が好き。

福助

http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2009dec/091217fukusuke.html
これまたマンガ原作ものだけど、お正月らしいファンタジーなドラマ。小さい箱の中に生まれて、最初に目が合った人の為に生き、力を使うたびにどんどん歳をとって、最後は箱の中に帰っていくという妖(あやかし)の福助。この福助と出逢った姉弟のお話。
オープニングで出てきた福助の胎児状態が、へその緒みたいに箱に入ってて、仁の胎児様奇形腫みたい。ちょっと育ってCGになった福助は、今度はしゃばけみたい。もうちょっと育つとカワイイ男の子(飛田光里くんかな?)になって、最後は深澤嵐くん。「みんな昔は子供だった」の頃はカワイク腕白だったけど、だいぶ大きくなってた。
福助と出逢う姉弟は、るみ子@大後寿々花と龍彦@澁谷武尊。夫と別れた由季子@菊池桃子は、パート先のコンビニの正社員になるために正月も働こうと、二人を28年ぶりに逢う父親@笹野高史のところに預けにくる。このじぃちゃんが子供の扱いがわからず、お年玉にティッシュに包んだ5円玉を渡したりして、最初は「気持ち悪い」感じ。
龍彦がじぃちゃんの家の納屋で福助の箱を見つけて、福助と友達になる。お腹を空かせた龍彦のために、トトロみたいに夜中に果物や野菜を生やしたり、ウサギとカケッコをさせたりと、いろんな妖術を繰り出す福助
福助の仕業ではないかと村で噂になり、やってくる怪しい女・夏希@京野ことみ福助を返せと龍彦に刃物を突きつける。病弱だった子供の頃に福助に助けられ、身体を強くしてもらい、高校も短大も出て仕事もして結婚もして‥‥でも、夫と子供が交通事故で亡くなった。また福助の力で二人を生き返らせて欲しいと。結局、龍彦の願いによって再会を果たし「出逢ってくれてありがとう」とお別れをする。めでたしめでたしだったけど、福助と別れても記憶が残ってるのは意外だったし、願いを叶えてもらった代償があるってコトなのかと、ちょっと怖かったり。
由季子が正社員になれず、このままでは二人は別々に引き取られる可能性が。ショックで雪の中を飛び出す龍彦。探しに出て谷底に落ちて、大怪我をするじぃちゃん。
るみ子は入院の用意をするために部屋に入り、じぃちゃんが家計簿につけている日記を読んでしまう。娘との久々の対面の感激、初めて逢う孫への戸惑い。「妻に会いたい。」 最初は気持ち悪く無愛想だったじぃちゃんだけど、実はこんな気持ちだったんだと、泣ける。
じぃちゃんが危篤に陥り、るみ子は福助に助けてもらおうとするけど、福助が死ぬのも嫌な龍彦は迷う。ずっと一緒に居ようという龍彦の言葉に感謝をしつつ、「人を助けるために生きている」という福助はじぃちゃんを助け、自分は死んでいく。
お正月が終わり、由季子が二人を迎えに来る。駅にはシャンソン教室の生徒達が見送りに来ている。じぃちゃんが教えているサントワマミーは、由季子の母親がいつも歌っていた歌だった。
由季子の携帯に夫が裁判から降りたという連絡が入り、これからもずっと3人で暮らせることに。これも福助の仕業?


大後寿々花ちゃん、澁谷武尊くんは二人とも実年齢より子供の設定みたいで、特にるみ子は「お姉さんなんだから」とか言われてるし、高校生とは思えない。いくらパートに行くからって24時間働く訳でもないだろうに、中学生にもなれば留守番くらいできるよね。イメージとしてはお姉ちゃんが小学校5年生くらいかなぁ。でもこの役は大後寿々花ちゃんだから良かったんだよね。年齢設定には目をつぶろう。
原作のマンガはファンタジーホラーで、怖い場面もあるみたいなんだけど、ドラマはあくまでも、ほこほこなファンタジー。お正月だし、こういうのもいいよね。