Teruchanち

写真が好き。食べるのが好き。お酒が好き。青が好き。

るろうに剣心@映画

るろ剣をやっと観てきたよぅ。ちゃんとレディースデイ狙いで(笑)
映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』公式サイト

みなとみらいはエグゼクティブシートの無い部屋(シアター?)だったので、川崎の109シネマ。映画はBECK以来なので2年ぶり!!!!(→BECK (映画))だけど、「レディースデイに1000円でエグゼクティブシート」という格安楽ちんスタイルを経験してしまうと、これ以外は考えられないよ。
開映15分前*1に入ると、隣の席でおじさんが既に寝ていて、いやーな予感(汗) 結果としては上映中に何度か寝息が聞こえたけど、いびきまでは発展しなかったので安堵。でもシネコンだから座りっぱなしという訳にはいかないだろうに、高いお金を払って寝に来るってなんでだろうなぁ。
レディースデイだけあって女性客かカップルが多かったかな。夏休みも終わった平日だからか、心もち年齢層は高め。
BECKの時みたいに「おばさんの笑い声」はしなかったけど、映画が始まってからも数ヶ所からガサガサとお菓子の袋か何かの音がして、ちょっとイライラ。映画では音がしない食べものを食べるというマナーが理解できてないんだろうなぁ。特にわたしの前の女性が、しょっちゅうガサガサしてるんだよ。せめて大きな音の時にコソッと食べるとか出来ないもんかなぁ。あまりにイライラしたから終わってから注意しようかと思ってたら、エンドロールの途中で席を立っちゃったので未遂に終わった。


えーと。で、映画。
るろ剣は原作もアニメも見たコト無いし、番宣を観たくらいで事前情報は集めなかったので、ホントに基本的な知識しか無い状態での観賞。まぁ、良くあるパターンの話なので、あらすじ的には理解出来たけど、細かいところで「ん?」って箇所は割とあったかなぁ。
緋村抜刀斎と緋村剣心の違いはわかるし、その違いがカッコ良かったけど、維新後にどうして人助けしながら流浪してるのかが不明。だいたい剣心に殺し屋になれって言った宮川一朗太桂小五郎だというのが、エンドロール見るまでわかんなかったし。
薫はどうして剣心が好きになったの? で、剣心が薫を守りたいと思うのは、好きだからなの? おろ?
薫の道場に殴りこんできた我荒兄弟って、てっきり武田観柳@香川照之の手下だと思ってたけど、鵜堂刃衛@吉川晃司に殺されたらしいから関係無かったの? っていうか、斎藤一@江口洋介に言われるまで、切られたのが我荒兄弟ってわかんなかったよ。
観柳は港を作るために道場の辺りの土地が欲しいから薫にも目をつけてたし、井戸に毒薬を入れたの? あれ? 我荒兄弟は「この土地が欲しい」って言ってたから、やっぱ手下?
牛鍋屋の三条燕@永野芽郁が「土地を売らないようにみんな頑張ってる」って言ってたのに、観柳の地図では道場以外はほとんど手に入れたっぽかったけど、いつの間に?
近所の子供とかが倒れた時、なんでみんなして「薫ちゃん助けてぇ」になったの? 高荷恵@蒼井優が井戸水を毒見したら、すぐにおかしいってわかったのに、誰も気付かなかったの? 近所の医者はみんな行方不明だったけど、観柳が誘拐とかしたの?
観柳の屋敷に剣心と相楽左之助@青木崇高が殴りこんで、庭で子飼い達と闘ってる時、観柳たちはなんでいきなりお金をバラまいたの? 「後で褒美をやる」って叫ぶだけでいいんじゃない? みんながお金を拾い始めたらどうすんだ(笑)
‥‥挙げ始めるときりが無いので、このへんにしとこう(笑)


と、まぁ、おはなし的には納得のいかないことも多々あるけど、映画としては凄く良かったよー。原作を知らないから、各キャラがどれくらい「アリ」なのかはわからないけど、漫画原作っぽく安っちく感じるキャラは居なかったし。
「おろ?」とか「で、ござる」の違和感もそんなに感じなかった。そりゃ原作ファンには言いたいこともあるだろうけど。
神谷薫@武井咲は、もちろん断トツにヘタだったけど、もっとウマい人がやってたら薫がもっと話の中心にきちゃってヒロイン度が下がったかも知れない。「不殺の誓い」を破ってまで助けたい程かと言われると謎だけど。
アクションシーンはとにかく圧巻だった。速すぎて何が起きてるのかついていけないトコもあったけど。CGじゃなくワイヤーアクションだとか、健んはスタント使って無いとかを知らなかったら、もっと「つくりもん」と思ったような気がするから、事前に聞いといて良かったなぁ。
剣心と左之助が仲間になるとこは、「京の五条の橋の上」みたいだったし、左之助が戌亥番神@須藤元気と台所で闘うとこは、ちょっとコミカルでGood。須藤元気菜食主義者とか、いかにもすぎる(笑)
剣心と外印@綾野剛の闘いも迫力あるし、2人とも身体能力スゲーって感じ。仮面を取ったら金髪だったけど、あれはどうやって染めてるのだ?←どうでもいい えぇぇぇ。原作では57歳の設定なの?
清里明良@窪田正孝は、出てきたら途端に切られて「そんなチョイ役?!」と思ったけど、なっかなか死ななくてビックリ(笑) 剣心の頬の傷をつけた人だし、巴という重要人物の許嫁らしいので納得。あ、原作では許嫁だけど映画では祝言直後だったから、夫か。剣心のもう一つの頬傷は巴がつけたらしくて、映画では思わせぶりに後ろ姿だけ登場したけど、わたしは髪型の感じで恵だと思い込んでたよ。だから恵は剣心が夫の敵だと知って、寝返るのかとばかり。
最後のボスキャラ・鵜堂刃衛との闘いも迫力。山火事にならないかは心配だったけど。薫にヘンな術をかけられて剣心から抜刀斎にスイッチ切り替わって「殺す!」かなんか言うとこカッチョエエ!きゃぁぁ。


まぁね。コミックスで28冊もある原作を2時間に収めるんだから、消化不良になるのはある程度しょうがないとは思うよ。それにしても説明足りないと思うところは多いけど。原作を知ってたら楽しめたりツッコめたりするトコもあるだろうし。
でも細かい部分では消化不良でも、全体としては楽しめたから◎。とにかく健んがカッチョいいしカワイイし。それでいいのだー。


あーそうそう。週刊×春みたよ。「お姫様だっこ」というには、ずり落ちすぎ(笑) 鵜堂刃衛と闘った後で薫を姫だっこして階段を登るシーンでも、ちょっと余裕が無さそうだったけど、健んて運動神経はあるけど腕力はない系か。体型的にも当たり前か。
「この2人ってつきあってるの?!」という衝撃より、前田あっちゃん(紙魚子@栞と紙魚子)のお尻のインパクトが強すぎるなー。人前であそこまで泥酔するって、やっぱ相当なストレス抱えてたんだねぇ。

*1:場内放送で「かいえい」って言ってたから、こういう字だよね?