Teruchanち

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Xmasの奇蹟 #32

Xmasの奇蹟|東海テレビ昼ドラ
階段から転げ落ちた浩志は、頭を打って意識不明。柏木は浩志がかばった甲斐あって、軽い脳震盪と手を怪我した程度。
医者は意識が戻らない可能性もあるというが、きっとまた目を覚ますと信じる健ママ。人が居ない夜中に病室に入り、健のおでこにキスをして「生きてさえいてくれればいいの」と囁く直。家族でもないのに面会時間以外に勝手に病室に入っちゃダメだよ。
柏木と一緒に階段から落ちるということは直に関係があるのではないかという横井に、その通りだと認め「だから目が覚めた時に少しでもいい知らせがしたい」という直。‥‥どう「だから」なの?
目が覚めた健は直に向かって「あなた誰ですか」と言う。一番最近のことで覚えているのは「バイクに乗ってて早く行かなきゃと思って、そしたら車と衝突して‥‥」とクリスマスの交通事故のこと。ピアノを弾いていた記憶もない。
健の中から浩志が居なくなってしまったのだから、健の記憶が戻っただけではピアノは弾けない。だから彼のピアノはもう諦めた方がいいと柏木に言う直。転落事故の直後は、最初で最後のCDになることも覚悟の上でCDを発売すると言っていた柏木は「そんなに簡単に諦められるか。やっと見つけたんだ俺の探してた音を」と言うことがコロッと変わる。
直が置いて行った赤の月のちらしを丸めてゴミ箱に入れる健。「堤浩志は死んだ。この身体で甦ったってことは、もともとそういうことだったんだ。死んだ人間が生きてる人間を殺すところだった。林田健を殺人犯にするところだった。」
‥‥あれ? 浩志は居なくなってないのね。嫉妬で柏木を殺しそうになったことを反省して、ピアノを忘れて健になりきろうと決めたって訳ね。
でも「断片的でしっかりとは覚えてないんだけど、サッカーとか学校とか仁美とか光とかは覚えてる」って言ってたけどさぁ、「サッカー=ずっとやってた」「学校=大学3年生」くらいは直だって誰だって知ってるコトだよ。前みたいにサッカーができる訳でも、チームメイトのことが判る訳でも無いし、学部くらいは知ってるんだろうけど、何を勉強してたとか先生や友達を覚えてる訳でも無い。そういうのは断片的的に覚えてるんじゃなくて、知識として知ってるっていうんだよ。仁美には「おせっかいな幼なじみ‥‥で彼女‥‥でもって泣き虫」って。つきあいはじめたキッカケだって、仁美から聞かされたコトしか知らないのに。健として生きて行く決心をしたのはいいけど、だったら何もかもの記憶を無くしたフリの方が、まだボロが出ないと思うけどなぁ。
直は「二度も浩志を失う悲しみを味わうなら、奇跡なんか起きなきゃ良かった」と嘆くんだけど、まだ奇跡は消えた訳じゃないのに、あんたのせいで浩志がヘソを曲げたんだよっ。
博人は、自分が浩志母の治療費のことを言ったせいで「浩志を二度殺してしまった」と後悔して、健の病室に現れてまた土下座(爆)
「君が覚えていないこの半年間の君に、俺は謝らなければいけないことがたくさんあるんだ、だから他人の話だと思って聞いていてくれ」‥‥。記憶が無いんだから他人の話としか思えないだろー。いや、それはフリだけど。
で、「君」って健に話しかけてるんだけど内容は浩志に対するもの。浩志はまだ健の中に居るからホントは正しいんだけど、でもそれは浩志しか知らないんだから、健がホントに健なら「なんだこのオヤジ」だよ。さんざん浩志に向けての言葉を述べて、最後には「すまない浩志」だからなぁ。自己満足にも程があるだろー。
それなのに、なんか達観した風の浩志は「俺は何も怒っていません。許します。」とか言っちゃうんだよ。「許す。カッとなって階段から落ちたのは自分のせいだから。一瞬でも人を殺してしまうほどの嫉妬をしたんです。俺もあなたと一緒ですよ」こう言われて博人は有難そうな顔をしてたけど、これって階段を落ちる前の記憶があるって言っちゃってるじゃん。気付けよ。
赤の月のCDを割って「俺を捨てたのは直だ‥‥」と呟く浩志。うわぁい、おこちゃまったら根に持ってますよ。なんか復讐に出るか?
健は一人の時は浩志モードの健、みんなの前では浩志が考える元の健ちゃんモードの健(ややこしい)。健ちゃんモードの時は声も高くて気弱そうな喋りになって、何でもおせっかいな幼なじみに頼る大学生って感じ。これからはサムハイの三浦くんみたいに二役の演じ分けをしなきゃいけないんだね。正確には、その演じ分けをするのは窪田くんではなく、浩志だけど(笑)
そうそう。赤の月はKENという謎のアーティストが弾いているコトになったんだよね。そうやって正体を隠すのがダブルエックス→アポロンクラシックの売り方なんだったら、替え玉歌手の人も覆面歌手にしとけば浩志も文句言わなかったのに。