Teruchanち

写真が好き。食べるのが好き。お酒が好き。青が好き。

Xmasの奇蹟 #38, 39

Xmasの奇蹟|東海テレビ昼ドラ

#38

実花は誕生日翌日に直に、自分とお揃いの縁結びのお守りをプレゼント。大人とは思えない安さだけど、気持ちがこもってるからいいのか(笑)
前日のドタキャンの謝罪に来た浩志は、直に仁美の妊娠を告げる。直はショックを隠し「あたしも嬉しいわ、あなたが子供の居る人生を送ることができて」と。コンサートはクリスマスに決定。その日は浩志と健の誕生日で、二人が事故に遭って運命が狂いはじめた日。
浩志が光に仁美と結婚することを話していると、玄関が開いていたからと仁美が勝手に入ってくる。もう許嫁気取りか?と思ったけど、光におめでとうと言われても「え?」とか言ってる。妊娠してるフリしてるくせに靴下はかずに薄着で、ノー天気だな、こいつ。妊娠のことを光に言ったことは嫌がるし、家に挨拶に行く話は遮るのに「私の子供のこと愛せる?」と迫る仁美。その言葉は肯定できたけど「私のことも愛してるよね?」に答えるのは一瞬の間があったよ、浩志。
夜、ひとりの部屋で。直の名前を呟く浩志。自分で望んだ結果なんだから、これでいいのだと自分に言い聞かせる直。
事務所で。実花はつわりがヒドそうだなーと思ったら、立ちくらみで倒れて不正出血。それを浩志が発見して病院へ。こんな形で妊娠がバレてしまった実花。母子手帳に挟まれた博人の写真は、ブロマイドみたいな微笑み(爆) 目が覚めた実花は妊娠のことは博人には言わないように直に頼む。今でも直のことが好きで、二度と恋愛をしないと言っている博人に、仕方なく結婚させるようなことはしたくないから。そりゃー、一回だけだしとは言えないもんなぁ。
浩志はそんな実花を見て何か思うところがあったらしく、仁美に、子供の為にも親にちゃんと挨拶して結婚しようとキッパリ。でも仁美は健ママに予定日とか聞かれても濁して「驚いてちゃんと話を聞いてなかったから」と苦しい言い訳してたよ。そろそろ経産婦の健ママは疑問を感じ始めるぞぉ。
自分が結婚の決心をした浩志は、おせっかいに博人に連絡。慌てて病院に飛んできた博人に、直は「実花は博人さんには言わないでって‥」と前置きしながらも、ホントのことを言っちゃう。それで決心した博人は枕元で実花の手を握り「もう隠さないでいい、俺の子だ。」と。あの時は壊れてたけど、記憶はちゃんとあるんだね。
今まで実花だけはいつも傍に居てくれたと気付いた博人は「仕方なくなんかじゃない。俺と結婚してくれないか。」とプロポーズ。感動で泣く実花。椅子から乗り出して実花の涙を拭く博人。今にもキスするか、って場面なのに、なんで後ろに立ってるかなぁ、直。そんなところで祝福してないで、席外せよぉぉぉ。
仁美の家に挨拶に行く日。健ちゃんはスーツ!かっちょいい!机の抽斗を開け、つい直からもらった時計を手に取ると、いきなり後ろから「その時計誰にもらったの?」と仁美。だから勝手に入るなっちゅーに。時計が直と関係あるのかと問い詰める仁美をいなして家に行こうする浩志。でも仁美は「行けない、答えてくれなきゃ行けない!」と机の上に「どうぞ」と用意されていたカッターを首にあてる。
「仁美ひとりの身体じゃないんだぞ」という浩志に「違うの。嘘なの。赤ちゃんなんて居ないの。」とやっと白状した仁美。両親には健たちが来るなんて伝えてないだろうし、切羽詰まっちゃったんだろうねぇ。それを嫉妬に転嫁して狂言自殺未遂。悪者に徹しきれない浩志は「いいんだ、俺は仁美とずっと一緒に居るから」って‥‥。ここで仁美を振り切ればいいのに。そんなんだから話がこじれるのに。
何故か光が直に逢いに来て「健と別れてくれ」と談判。仁美は健をとられるのが嫌で、妊娠の嘘をついて追いつめられて自殺未遂をして、って詳しいなお前。浩志ってば、そんな細かく話さなくていいのにねぇ。
浩志は直の部屋を訪ね「仁美は流産しました。そのショックで自殺未遂を起こして。俺は仁美についていてあげたいと思っています。」と告げる。うーん‥‥なんでそうなる?

#39

仁美が事務所に直に逢いに来る。健とのことは「一時の気の迷いだった」と言い訳する直。健は半年間の記憶は戻ってるが「それでも健ちゃんは、私を選んだんです」という仁美。無理矢理選ばせたんだろーが。
ノクターンで飲む柏木と直。そこに柏木に呼ばれた浩志も来る。デビューさせてくれたことに礼を言う浩志に、礼は直に言えと、さっさと帰る柏木。「林田健、男だったら人に傷つけられることも、人を傷つけることも恐れるな」って妙に大きな声。
直はピアノの練習用にスタジオを借りたが、最後にあのピアノが弾きたいと言う浩志。マンションへ行き赤の月を弾きはじめるが、途中で手を止める。「前に俺、赤の月を弾いてると沈むのを拒む真っ赤な月が見えるって言いましたよね。」あれ?半年間の記憶は無いって設定はどうなった?
沈むのを拒んでも、朝が来たら太陽に照らされてその存在は見えなくなる。昼間の月はゴーストみたいなもんだから。空に居座り続けても気付かれない、気付かれなくていい。太陽の下で生きてる人は、亡霊のような月のことは忘れた方がいい。
「忘れてくれ。」と直の目をまっすぐに見て言う浩志。
自分を優しく照らしてくれた円い月の記憶があればそれでいいわ。思いだせばいつだって優しい気持ちになれるから。ただ、たとえ見えなくても昼間の空にも月は存在し続けて欲しい。私は亡くなった浩志と二人で人生最高の幸せを味わった。だからその頃を思い出せば、いつだって幸せだわ。一つだけ望むのは記憶が薄れないこと。
「私の幸せは残るの。あの頃の浩志と生きることなの。だから今でも十分幸せだわ。」と虚勢を張る直。ピアノの蓋を閉めて「これで終わりです」と言う浩志。「さよなら」と言う二人。でも直は一人のベッドで「浩志が生きていてくれるだけで幸せなの。」と泣く。
で、いきなり12月。堤家の墓の前で逢う直と浩志。「来年のクリスマス、ここで逢いませんか。クリスマスのほんの少しの時間をここで過ごしませんか。俺は必ずここに居ますから。」と言う浩志。コンサートを楽しみしてると言って帰ろうとする直の背中に「もう自分の気持ちに嘘をつくのは止めようと思ってる。」と何か決心した顔の浩志。
どういうことだ?と思ってたら、すぐにクリスマス。コンサート会場に浩志がまた来ない。携帯も繋がらない。去年と似てると心配する横井。開演のベルが鳴り、諦めて事情を説明しようとした直の肩を掴む浩志。腕には直のあげた時計。今まで何をやってたんだよって、コンサート前に直と話をしたくなかったんだろうね。
直に向かって静かに微笑んで「俺の感情、想いを聞いてくれ。」と言い残してステージにあがる浩志。直の横でその言葉を聞いた博人は、戸惑いながらも座席に戻る。お腹の大きな実花の隣の席に。
赤の月を弾く浩志。「沈まない月が見えるわ」と微笑む直。
立ち上がった浩志は観客に向かって「予定にはありませんが、今日は皆さんにもう一曲、聞いて頂きたい曲があります。俺が最愛の人と出逢った曲です。」と言って、舞台袖に居る直の方に向きを変える。「今まで正体を明かさなかったのは、自分に自信がなかったからなんだ。いつだって背中を押してくれたのは君だ。」
そして青の月を弾き始める。直にはピアノを弾く浩志の姿が見えている。事故の後の健(浩志)との思い出、そして墓の前での言葉を思い出す直。「まさか‥‥」
青の月を弾き終わって清々しい顔をした浩志は、立ち上がって客席に向かって「俺は林田健ですが、心は堤浩志です。」と言う。息をのむ博人、止めてと駆け出す直。直に向かって「俺は俺で居たいんだ、俺は、堤浩志は命をかけて直を愛してる。」と言って倒れ込む浩志。「愛してる‥‥浩志、いかないで」「泣くなよ‥‥俺は、直に出逢えて‥‥幸せ‥‥」
クリスマスだから、クリスマスコンサートなのはいい。やっとカレンダーも追いついたし。そこで事実を告げるのもいいとしよう。感動的に盛り上げるということで。でも、この半年で何があったのかがわからん。いや、仁美もニコニコと客席に座ってたから、何かあったのは浩志の中だけなのか。半年間はちゃんと仁美とつきあってたのに、いきなりこれ?
お墓の前での約束を聞いた時は、これからも健のふりをするけど一年に一度だけ浩志に戻るってコトかと思ったけど、そうではなく一年に一度だけお墓の中から戻ってくるってコト?
あと2話、どうなるのかねぇ。やっぱり浩志は消えて健が戻ってきて、それこそ一年に一度クリスマスに‥‥が大団円かな。でもクリスマスは健の誕生日だから健が可哀想か。
ところでKENって赤い月しかレパートリーが無いのにコンサートしたけど、あんなに大々的にやって1曲ってありえないよね。結果的には2曲聴けて、何か知らんが告白始めて倒れられたら、そりゃ観客は「一生忘れないコンサート」になるよ。
そういえば窪田くんがピアノを弾いてる時に顔だけじゃなく、指までが少し映ったよ。指の動きは遅かったけど。