Teruchanち

写真が好き。食べるのが好き。お酒が好き。青が好き。

龍馬伝 #1-3

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/
さっさと観て消せるものを優先で観ていたので、後回しになってたんだけど、やっと着手。第一話は実家に行った時に親がチャンネルを合わたけど、後でゆっくり観たいからなるべく画面を観ないようにしてたんだよね。
あ、そうそう。ここの公式サイトもFirefoxではIEモードにしないと見れない。同じNHKでも「その街のこども」のサイトのflashは動くんだけどなぁ。

#1 上士と下士

武士に上士と下士があったとは知らなかった。そりゃ御家老と足軽とかで身分が違うのはわかるけど、土佐藩ではあんなに仲が悪いとは。

明治15年(1882年)

郵便汽船三菱社長になった岩崎弥太郎@香川照之の元に土陽新聞の記者・坂崎紫瀾@浜田学が取材に来る。平成の今は、龍馬のことは誰でも(少なくとも名前は)知ってるけど、明治にはまったく知られていなかったらしい。龍馬のことを教えてくれという坂崎に「龍馬はのぅ、儂がこの世で一番嫌いな男やった」と答える弥太郎。「あんな能天気で自分勝手で人たらしで女子(おなご)に好かれて、あればぁ腹の立つ男はどこにもおらんとじゃき!」
この、涙を浮かべながら笑ってるという、まさしく怪演が、さすが香川照之
児島@アンジャッシュが出てるのは知らなかった。台詞が無いに等しかったけど、そのうち喋るのかなぁ。

天保14年(1843年)

地下浪人(じげろうにん)の息子の弥太郎@渡邉甚平。川で臆病者の坂本龍馬@濱田龍臣を見かける。同時に一緒に居る平井加尾@八木優希を可愛いと思う。
龍馬は上士の息子に因縁をつけられている時に、蛙に驚いて立ち上がって上士にぶつかり、転ばせたことで怒りをかう。手打ちに遭いそうになっているところに母の幸@草刈民代が駆けつけ、許しをこう。雨の中で無理をしたせいで病弱な母は亡くなる。
とにかく濱田くんがカワイイ!このまま育ったら、ちゃんと福山になりそうな美少年。コドモ店長のように演技は達者ではないけどね。去年は3話くらいまでは子供時代だった(そのへんまでは観た)けど、今年は1話で早々にバトンタッチで出番は少なかった。八木優希ちゃんも相変わらず可愛かった。

嘉永5年(1852年)

弥太郎は岡本寧浦@ベンガルの元で熱心に勉強をしていた。子供の居ない寧浦の後を継ぐのは自分だと信じてもいた。しかし急病で倒れた寧浦の後は上士が継ぐことになる。ヤケになって酒を飲み、道で上士にぶつかってしまう。弥太郎の代わりに頭を下げる龍馬@福山雅治の頬を草履で殴る上士@上杉祥三。「下士も上士と同じ人間ですきに」と言う龍馬に「おぬしら下士は犬猫と一緒じゃ」と返す上士。
上士に母を殺されたのも同然なのに、「憎しみからは何も生まれないと母上が教えてくれた」と進んで頭を下げる龍馬。仁の龍馬@内野聖陽とはだいぶ違う人物像かな。
龍馬は天保6年(1836年)生まれなので、この時は16歳。大河を観てて思うのは、登場人物の年齢がわからないんだよね。年号だけじゃなく「現在何歳」って知らせてくれればいいのに。不惑にして16歳を演じる福山。まぁ、しょうがないけどさ。でも昔の16歳はあんなにオトナなのかな、見た目の問題だけでなく。
岡田以蔵@健んは天保9年生(1838年)なので14歳。どうりで小さい(違) 平井収二郎@宮迫博之天保6年生(1835年)の17歳。この二人が友達というのが、絵面としては福山とよりも違和感。弥太郎は天保5年生(1835年)だから18歳。嘘だろっ(爆) ちなみに坂本権平@杉本哲太は文化11年生(1814年)で38歳。おぉ既に年相応。
健んは、すっごい活躍はしなかったけど、結婚式のシーンとか、龍馬と竹刀でうちあうとことか、ちょこちょこ出てたのでとりあえずは満足。
あ、今回のテーマは「どうして目くそは目尻ではなく目頭から出るのか」(笑)

#2 大器晩成?

嘉永5年(1852年)

江戸へ行きたいと考える龍馬。仲間達は文武両道の武市半平太@大森南朋(文政12年生(1829年)で23歳)こそが江戸へ行くべきと言うが、武市は土佐に居ても勉強はできるととりあわない。しかし実は祖母@菅井きんが寂しがるので土佐を離れられずにいる。
龍馬は久万川に堤を築く差配役を命じられるが、農民達は仲が悪く仕事が進まない。酒を用意したり、三味線を取り出して歌を歌ったり、頭を下げて頼むことまでしても協力は得られない。
その姿を見た父の八平@児玉清は、剣術道場の日根野弁治@若松武史に龍馬はどういう人間かを聞く。「龍馬は強い。強いけんど足りん。足りんけんど大きい。大きいけんどわからん」と答える日根野。今までの弟子の中に龍馬のような男が居なかったことだけはわかると。
縁談を薦められた加尾@広末涼子天保9年生(1838年)で14歳)は、思い余って龍馬に相談をするが受けた方がいいと言われショックを受ける。「私は龍馬さんが好きやったのに!」
龍馬も、自分は人の気持ちがわかっていないとショックを受け、雨の中、堤に積む俵を運びドロドロになる。それを見た農民達は、この仕事が終わるまでは喧嘩を止めると協力をしてくれる。‥‥この時の龍馬は仕事のことなんか考えてなかったのに。このへんが「人たらし」な所以だな。
八平は龍馬に「江戸に行きたいなら、自分を納得させる理由を見つけろ」と言いながら、日根野に貰った千葉道場への紹介状を差し出す。龍馬が大人になるまで元気でいるために無茶をしてはいけないと幸に言われたという八平は、たぶん好きな酒を止めていたけど、日根野と話をして龍馬が大人になったんだと思えたので久しぶりに飲んだんだろうね。なんかいいなぁ。
龍馬と加尾のシーンの川辺の景色が綺麗だった。うちの15インチブラウン管でもこれだから、地デジなら凄いだろうなぁ。
ペリー提督が日本を目指して航海中。幕府も情報を得ているけど、秘密にしていたらしい。このドラマではペルリではなくペリーって呼ぶんだね。
今回の健ん。武市のところで少し出た。「龍馬が本を読んでるとこを見たことない」って笑顔。カワイイ。

#3 偽手形の旅

嘉永6年(1853年) 春

龍馬の江戸行きが決定。弥太郎は上士の家に行き「私ほど頭のいい下士はおりません。江戸に行って役に立つのは、あのボンクラでのうて、この私です」と頼むが相手にされない。
龍馬は加尾と神社で逢い「縁談はどうなんだ」と訊く。進めようとしているという答えを聞いたのに「儂はおまんが好きじゃ」‥‥えぇぇぇっ!そうだったの? そんなの加尾だけじゃなく、視聴者も気付いてないぞ。と思ったら、好きだけど女としてか妹のようにか判らないと。あぁぁぁぁ、だったらどうして好きとか言うんだよ。江戸に行く龍馬の無事を祈ってたくせに、良い縁談が来た礼をしていたと嘘をつく加尾。虚勢を張ってる感じがカワイイ。龍馬は「これでええがじゃ」と自分に言い聞かせてるけど、全然良くないっ!
八平は龍馬の江戸行きに際し、三つの戒めを書き送る。女にうつつを抜かしてはいかんって、良く分かってるな。
一、片時も忠孝を忘れず修行第一とする
一、諸道具に心移り銀銭を費やさざること
一、色情にうつり国家の大事を忘れ、心得違い有るまじきこと
溝渕広之丞@ピエール瀧を案内役として江戸に向かう龍馬の前に弥太郎が現れる。藩の許しを得て江戸で学問修行をするという弥太郎の言葉を信じ、喜ぶ龍馬。しかし弥太郎は通行手形を偽造し、名前を騙っていた。溝渕は自分の首も危ういと反対するが、龍馬は同行を許す。
宿場の賭博場を通りかかった弥太郎は、チンピラに父親に貸した金を返せと脅され、喧嘩になる。止めに入った龍馬は相手の刀を取り上げ、首に突き付ける。恐れをなしたチンピラ達は逃げ帰るが、刀で解決したことを後悔する龍馬。
関所で、通行手形の筆遣いで役人に疑いを持たれた弥太郎。龍馬達とは連れではないと言い張ったので、龍馬は無事に船に乗る。船から山を見ると、どうやってか逃げおうせた弥太郎が‥‥。
あー。弥太郎の性格の悪さと、龍馬のボンボンぶりにちょっと嫌気がさしてきたよ。でも弥太郎とは別れたから、来週は一緒には出ないよね。
今回の健ん。冒頭、龍馬の向こうで以蔵が素振り(じゃなくて型の稽古か?)をしてた。土佐とは世界が違う江戸に行く龍馬を心配する仲間達。「生きて帰ってこれるかが? 龍馬」って、カワイイっ! はなむけに龍馬に井戸水をパシャパシャかけて、ナイナイ矢部ばりに手をたたいて喜ぶのもカワイイっ!
武市さんにゾッコンLOVEな以蔵は、精進すれば龍馬にも勝てると言われて大喜び。これもカワイイっ!て、それしか無いのかっ。