Teruchanち

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BUNGO -日本文学シネマ- 黄金風景

BUNGO -日本文学シネマ-
公式サイトによると「日本を代表する文豪が綴った、不朽の短編小説6篇に、最旬(いま)を代表する俳優達が挑む。」というスペシャルドラマ。向井りーや佐藤隆太はともかく、加藤ローサや成宮は旬か?とか山崎まさよしはドラマや映画にも出てるけど俳優じゃないだろうとか、気になることはある宣伝文だけど、まぁいいや。
大人になってからは軽い本しか読んでないので、文豪系は苦手分野。教科書に載ってたり、文学全集とかで子供向けに編集したお話しか知らないし。不朽の短編って言われても、読んだことがあるのが一つも無い‥‥。
第一夜は太宰治の「黄金風景」(他は有名だから知ってるけど、この短編は名前さえ知らなかったよ)。短編だから私小説っぽいものが多くて、これも津島修治(ちなみに太宰の本名)@向井理。インタビューで「引き出しが増えた」とか言ってたけど、もともと多いのにどんだけ増やすんだって感じに、普段の向井りーとは全然違う役柄。
正直、太宰と向井りーは繋がらないなぁと思ってたし、やっぱり無理してる感が否めなかったけど、汗にまみれて寝乱れてるのとかが色っぽいのは確かだったし。ま、いっかと。
お慶@優香はどうかなぁ。あんまり愚鈍そうに見えないし、最後に出てきた時も老けてないし。それを言うならお慶の夫の警察官@青木崇高も、もっと年上の人の方が良かった気がするよ。
でも「親にも顔踏まれたことねぇのに」って台詞にはアムロ?って突っ込んだ人が山のように居るに違いない。逆にアムロの台詞がお慶から来てるのかとも思ったけど原作では「親にさえ顔を踏まれたことはない。」だったよ。
ググったら青空文庫にあったんで、これを機会に原作を読んでみたんだけど、思ったより読みやすかったし、ドラマより感じるものはあったかなぁ、さすがに。
青空文庫「黄金風景」
DVDが桜桃忌(太宰の命日)の6月19日に発売されるみたいで、CompleteBoxは13,125円。1話分だと2,993円。未放送シーンやらメイキング、インタビューも満載みたいだからファンは買わないとだね。