Teruchanち

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BUNGO -日本文学シネマ- 高瀬舟

BUNGO -日本文学シネマ-
5話目は森鴎外高瀬舟森鴎外は子供向けの山椒大夫を読んだ覚えがあるのと、舞姫をチラッと読んだような気がするだけで、この話はあらすじも知らなかった。
高瀬舟というのは、江戸時代に京都の罪人が遠島になった際に高瀬川を下って大阪に回る時に乗る舟のことらしい。
喜助@成宮寛貴が、弟の与平@タモト清嵐を殺した罪で高瀬舟で運ばれる。普通の罪人は泣いたりするのに、嬉しそうな顔をしてる喜助を不思議に思った同心の庄兵衛@杉本哲太が、喜助に話を聞く。
という設定なんだけど。江戸時代の貧しい男なはずの喜助が、なんかそう見えない‥‥。場違いに楽しそうでヘンなヤツというより、なんか元々ヘンなヤツっぽいし。
病気になった与平が、兄に迷惑をかけたくなくて自殺を図って、でも剃刀が首に刺さっただけで死ねなかったので、しょうがなくてそれを抜いてやった。これは今でも殺人罪なのかな。苦しそうでも抜かずに、進藤先生の元に駆け込むかドクターヘリを呼べば助かるのか。死んじゃった場合でも、えーと間宮貴子に頼めば情状酌量で執行猶予を勝ち取れるのか。あ、お金が無いから国選弁護人しかダメなのか。
与平役のタモト清嵐って「古畑中学生」以来。印象的な名前なので覚えてたけど「そらん」と読むとは知らなかった。今回はヅラかぶってるし、顔はよくわからなかった。
また青空文庫で原作を読んでみた。旧かなづかいにトライしたら、ちょっとツラかったけど。→森鴎外 高瀬舟
新かなづかいは、こちら→森鴎外 高瀬舟