Teruchanち

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JIN-仁- #4-11

TBS 日曜劇場「JIN -仁-」
とっくに冬クールが始まってるんだけど、やっと仁を観終わった。観なきゃいけないものが溜まってるから、ゆっくり観たいものは後回し‥‥にしてる内に、何週分も溜まっちゃって、観るには時間がかかるからやっぱり後回し、という悪循環になっちゃって。レビューは見ないようにしたけど、「最終回が不評」というニュースは目にしたので、ちょっと不安はありつつ。
なるほど、確かに謎は残ってる。仁の頭痛がどうなるのか、仁は現代に戻れるのか、現代の仁が手術したのが誰だったのか、どうして写真は消えたのか‥‥。でも、不思議と観終わった後の気分は爽快。
やっぱりちゃんと毎週、レビューしとくべきだったなぁ。それはちょっと後悔。でも続きを待つ必要なく、次々と観られたのはラッキー。
うーん。特に印象に残ってるのは、仁の情けなさと、野風と咲のカッコよさかな。仁は医術に関してはさすがに平成の医師だけあって、江戸時代では断トツの知識と技術だし、モノが少ない江戸でのフレキシブルな対応能力も素晴らしいんだけど、未来(みらい)を変えたくないという迷い、特に未来(みき)に関してこだわってウジウジするところが情けなくて、まぁ、それが男なのかもという感じ。それに比べて野風と咲の家を捨てる覚悟、命をかける覚悟の潔さが素晴らしい。
綾瀬はるかって正直、カワイイけど演技も下手だしなぁと思ってたんだけど、ホント、咲にはハマりすぎ。雨宮蛍よりも上位の代表作と言っていいよ。仁は現代に戻らずに、咲と一緒になって欲しいよ。
龍馬も良かったなぁ、やっぱり。福山ピンチと騒がれただけあるよ。東芝が提供だから、レグザのCMが入るたびに思ってる人も多かっただろうな。まぁ、龍馬伝が始まってみたら、あっちはあっちで今のところはアリだと思うし(最終的にはわかんないけど)、龍馬@内野と龍馬@福山は別物だと思えばいいんじゃないかと。この龍馬@内野は、主人公じゃないから成り立ってるんだと思うし。あ、龍馬の「しゅじゅちゅ」は何度聞いてもカワイかった(笑)
橘恭太郎@小出恵介も良かったなぁ。この人は「普通の人代表」だよね。咲が何も考えずに突っ走れるのに対して、家とか建前とか矜持とか思いやりとか嫉妬とか‥‥何でもかんでもあって突飛なことはできないし。
緒方洪庵@武田鉄矢も良かったよ。まさか今さら、金ぱっつぁんに泣かされるとは思わなかった。途中までは窪田くんが育つとこうなるのか(浪花の華)とか思って観てたんだけど、最後には忘れてたし。


ホントいいドラマだったよ。毎週心待ちにして観ていたら、最終回を迎えるのが残念な。日曜劇場らしく、家族で見れて、でも軽すぎず、心に残る、でも重すぎずな。映画になって謎を少しでも解明してくれるなら、それはそれで嬉しいし、このままでも、まぁいっかなって感じもあり。